サラダや炒め物、サンドウィッチなど多様することも多いマヨネーズですが、私…恥ずかしながらマヨネーズが生卵だと最近知りました(;゚Д゚)
幸いな事に(?)娘の離乳食時期にマヨネーズを使用したことがなかったので、非加熱の状態でそのまま与える失態は回避していたのですが、2歳になってから何回かそのまま与えてしまっていました。
卵アレルギーなくてよかったです…。

生卵だと知って疑問に思ったのですが、そのままのマヨネーズはいつから非加熱で与えてもいいのでしょうか?
マヨネーズの主な原料
マヨネーズの主な原料は食用植物油脂・生卵(卵黄)・醸造酢・塩です。
他の調味料などの原料は、キューピーや味の素など各メーカーで違っています。
卵使用なのに長期保存可能なのはなぜ?
スーパーのマヨネーズ売り場は冷蔵商品置き場ではなく、常温で置かれていますよね。
いくらスーパーが涼しい環境だとは言え、卵を使用しているのに、なぜ常温・長期保存可能なのでしょうか?
マヨネーズには殺菌力のある【酢】と細菌の繁殖を抑える【塩】の働きにより長期保存が可能になっています。
常温保存することも菌を死活化するためなので、スーパーでも常温なのだそうです。
そのままのマヨネーズはいつから?
マヨネーズを非加熱でそのまま与えて良いのは、卵アレルギーの疑いがなければ1歳になってからOKです。
赤ちゃんにマヨネーズを与えるときに心配なのが、【卵アレルギー】と【食中毒】なのですが、生後10か月頃にはしっかり火を通した全卵を食べられるようになることと、酢と塩で殺菌されるのでアレルギーがなければ1歳以降から大丈夫です。
酢と塩の殺菌能力は強力で、マヨネーズに試験的にサルモネラ菌などの食中毒菌を付着させた実験では、24時間後には菌が死滅していたそうです。
マヨネーズは殺菌力のある酢と、食塩などを含んでいるため強い防腐作用があります。たとえばマヨネーズに病原菌を試験的に添加しても、24時間以内に死滅してしまうほどです。
この殺菌力でマヨネーズは腐敗から守られているのです。しかし、野菜や肉・魚と一緒に調理すると素材の水分でマヨネーズの防腐効果は弱まります。調理後は低温で保存しなるべくお早めにお召しあがりください。
ママ向けアプリでの投稿でも、1歳代から少量で与えているママが多いようでした。
1歳以降からOKだけどマヨネーズの使用量は少量で!
マヨネーズに含まれている食用植物油脂(サラダ油)は約70%で、卵も使用していることからカロリーが高く、さらに塩分もあるため使用する際はごく少量で隠し味程度にしましょう!
手作りマヨネーズの安全性
マヨネーズを手作りしているご家庭もあるかと思います。
市販のマヨネーズと同じく酢と塩を使いますが、手作りの場合は酢の量や工程に注意しないと食中毒のリスクを高めてしまいます。
お子さんには与える場合は特に注意が必要になります。
手作りマヨネーズを使用していた飲食店で食中毒
自家製マヨネーズを使用していたことから、マヨネーズが原因食品として推定されました。
マヨネーズは9月25日に調理後、冷蔵保管をしながら、10月1日まで7日間連続で使用されていました。また、マヨネーズ中の酢の配合割合は3.7%と、市販のマヨネーズ(8.7%~10.5%)に比べてかなり低くなっていました。これらの結果から、原材料の鶏卵または二次汚染によりマヨネーズを汚染したサルモネラが、低い酸度のため、死滅せず、長期間の保管中に増菌したと推定されました。
なぜ自家製マヨネーズで食中毒が発生するのでしょう?
答えは
「正しく殺菌していないから」
「PHコントロールが不十分」
キチンとしたレストランや企業では必ずマヨネーズは加熱殺菌して菌を死活化し、菌が増殖しないPHで製造します。それに対してほとんどの家庭では、殺菌工程を省く(知らない)ので菌が増殖するのです。また、お酢の量が少ないと菌がドンドン増殖します。
卵アレルギーでも安心なマヨネーズ
卵アレルギーがあるお子さんでも卵不使用のノンエッグマヨネーズを使えば大丈夫!
▶キューピー エッグケア(卵不使用)
おわり
マヨネーズに生卵が使用されていると知ったときから、卵サンドやツナサンドはまだ作れないしあげられない!と思っていましたが、娘はもう3歳になるし卵アレルギーもないので、そこまで気を付けなくても大丈夫そうで安心しました…。
商品のアレルギー表記は気を付けてみていましたが、その成分が加熱しているしていないで変わってくる商品もあるんですね。